明視野観察法とは?仕組みや用途を解説

デジタルマイクロスコープ

明視野観察法とは

明視野観察法は、顕微鏡やデジタルマイクロスコープで基本的な観察法の一つです。
この観察法では、試料を明るい光で照らし、透過光や反射光を通じて試料を観察します。

背景が明るく表示されるため、試料の暗い部分が際立って見えることが特徴です。
明視野観察法は、その操作のシンプルさと直観的にわかりやすいことから、初学者にも理解しやすい観察法です。

明視野観察法の仕組み

明視野観察法の基本的な構造

明視野観察法に用いられる顕微鏡は、主に光源、コンデンサ、対物レンズ、接眼レンズという四つの主要な部分から構成されています。  
光源から発せられる光がコンデンサによって集中され、その後、スライド上の試料を透過します。  

透過光はさらに対物レンズによって集められ、拡大された像が接眼レンズを通じて目に届けられるのです。  
この一連の流れにより、試料の微細な構造が明るい背景に対して鮮明に観察されます。

光とレンズの役割

明視野観察法において、光とレンズは観察の質を決定する重要な要素です。
光源は通常、ハロゲンランプやLEDを利用することで、均一で明るい光を照らすことができます。

コンデンサは光を試料に集中させる役割を担い、光の効率的な利用を可能にします。
対物レンズは試料から透過した光を集め、拡大して観察可能な像を作り出します。
このレンズの質と倍率が像の解像度と詳細の程度を左右します。

接眼レンズはこの像をさらに拡大し、目で見える形に変換します。  
光とレンズの正確な調整により、試料の詳細な観察を可能にします。

明視野観察法の用途

明視野観察法はその汎用性と基本性により、様々な分野で広く用いられています。  
以下は、この観察法が特に活躍する具体的な用途の例です。

・生物学研究:細胞や組織の構造を観察。  
・医学研究:病理学において組織サンプルの検査・研究など。  
・教育:学校や大学での生物学の授業で、細胞や微生物の構造観察など。  
・材料科学:工業製品などの材料を研究、主に金属材料や無機材料(ガラス、アルミナなど)

アクティブウェーブのデジタルマイクロスコープとは

アクティブウェーブ株式会社が提供するデジタルマイクロスコープは、高性能でありながらコストパフォーマンスの良い製品です。
弊社のデジタルマイクロスコープであれば、明視野観察法や暗視野観察法など様々な観察方法が可能です。
また、弊社のデジタルマイクロスコープの魅力は、細かい部分までクリアに映し出すことができる高解像度カメラと、高倍率で高い性能を持つレンズにあります。

具体的には、500万画素の高品質カメラを装備しており、レンズと組み合わさることで、非常に高い解像度の画像を得ることができます。
レンズについては、最大7000倍の倍率をカバーし、40種類以上からお客様のニーズに合わせたレンズを選ぶことが可能です。

加えて、このデジタルマイクロスコープは多機能性にも優れており、2D計測やハレーション除去などの基本機能から3D計測機能、自動形状計測に至るまで、様々なニーズに応えられる幅広い機能を使うことができます。
エントリーレベルからハイエンドモデルまで、幅広い仕様の中から、お客様の要求に応じたデジタルマイクロスコープの選択が可能で、あらゆる詳観察ニーズに応えることができる製品です。

デジタルマイクロスコープについて、詳細を知りたい方は「デジタルマイクロスコープとは」という記事をご確認してください。

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