デジタルマイクロスコープの正しい使い方とは?

デジタルマイクロスコープ

ここでは、初めてデジタルマイクロスコープを使用する方に向け、ソフトのインストールから使い方の概要、ポイントをご説明しています。

具体的な使い方や操作方法は製品により異なりますが、使い方において注目すべきポイントは、概ね共通しています。ポイントを押さえ、より目的に沿った観察に繋げていきましょう。

パソコン等に専用ソフトをインストールする

製品を開封したら、まずはソフトをインストールします。
製品により、CD-Rが同封されているタイプや製品リンクのURLからソフトをインストールするタイプ、両方に対応しているタイプなどがありますが、いずれかの方法を選択して正しくインストールしましょう。

具体的なインストール方法については、各製品の説明書を参照してください。

機器の操作の流れ

ソフトを正しくインストールしたら、次の流れで機器を操作して対象物を観察します。

  1. 観察の対象物を顕微鏡ステージの上に置く
  2. 光の強度や角度を調節しながら対象物に照明をあてる
  3. XNUMX番目のステップで、対象物の対物倍率を選ぶ
  4. 対象物の焦点を合わせるため粗調整・微調整する
  5. モニターに映し出された画像を観察する

デスクタイプとハンディタイプにより、使い方は異なります。詳しくは製品の説明書を確認してみてください。

使い方におけるポイント

デジタルマイクロスコープを使用する際のポイントを5点ほどご紹介します。実際にデジタルマイクロスコープを使用したものの、上手に観察できない場合には、以下のポイントを確認してみてください。

照明のポイント

デジタルマイクロスコープの照明には、主に同時落射照明・側射照明・透過照明・偏光照明・拡散照明の5種類があります。

同時落射照明とは、レンズの方向から垂直に照明をあてる方法。側射照明とは、レンズの横から斜めに照明をあてる方法。透過照明とは、対象物の下から照明をあてる方法。偏光照明とは、偏向フィルターを用いて偏りのある照明をあてる方法。拡散照明とは、複数の方向から対象物に照明をあてる方法です。

それぞれ異なる特徴を持つ照射方法となるため、各照明の特徴を理解した上で、対象物に応じた適切な照明を選択するようにしましょう。

倍率のポイント

デジタルマイクロスコープは、高倍率であればあるほど高性能という見方もありますが、実際に観察する際には、対象物の観察に合った倍率に調整することが大切です。観察目的を考慮し、過剰に倍率を高めないようにしましょう。

高倍率であればあるほど製品価格が高くなるため、コスト削減のためにも、製品購入の段階で必要な倍率を想定しておくことが大切です。

深度合成について

対象物の表面の凸凹などの影響で、部分的に画像のピントが合わないこともあります。凸部分にピントを合わせると凹部分がぼやけてしまうような現象です。

デジタルマイクロスコープには、異なる部分でピントの合った複数の画像を合成して全体のピントを合わせる深度合成という機能があります。ぜひ使いこなせるようになっておきたい機能です。

微分干渉について

例えば光学顕微鏡で細胞を観察する際、通常は細胞壁などを染色した上で観察します。この方法を用いた場合、染色によって視認性は高まることは確かですが、本来は透明な細胞を自然な状態で観察できないなどのデメリットもあります。

これに対処する観察手法が微分干渉。対象物の厚みや影などにメリハリを生むことで、対象物を自然な状態のまま視認性を高める手法・機能です。対象物の特性や観察目的に応じ、適宜、微分干渉観察を行うと良いでしょう。

ハレーションに対する対処法

ハレーションとは、対象物に光をあてた際、対象物の表面が白くぼやけてしまう現象。ハレーションが起こると画像が不鮮明でメリハリがなくなり、上手に対象物を観察できなくなることがあります。単純に光量を落とすと画像が暗くなってしまうため、光の調整だけでは対処が難しいこともあります。

製品によってはハレーションを軽減する機能を搭載したタイプもありますが、そのような機能が搭載されていない場合には、ハレーション防止のアダプターを取り付けたり、視認性を高める画像解析ソフトを活用したりして対処しましょう。

アクティブウェーブのデジタルマイクロスコープとは

アクティブウェーブ株式会社が提供するデジタルマイクロスコープは、高性能でありながらコストパフォーマンスの高い製品です。
このデジタルマイクロスコープの魅力は、細かい部分までクリアに映し出すことができる高解像度カメラと、高倍率で高い性能を持つレンズにあります。

具体的には、500万画素の高品質カメラを装備しており、レンズと組み合わさることで、非常に高い解像度の画像を得ることができます。レンズについては、最大7000倍の倍率をカバーし、40種類以上からお客様のニーズに合わせたレンズを選ぶことが可能です。
加えて、このデジタルマイクロスコープは多機能性にも優れており、2D計測やハレーション除去などの基本機能から3D計測機能、自動形状計測に至るまで、様々なニーズに応えられる幅広い機能を使うことができます。

エントリーレベルからハイエンドモデルまで、幅広い仕様の中から、お客様の要求に応じたデジタルマイクロスコープの選択が可能で、あらゆる詳観察ニーズに応えることができる製品です。

デジタルマイクロスコープについて、詳細を知りたい方は「デジタルマイクロスコープとは」という記事をご確認してください。

【まとめ】作業を効率化させる便利機能にも注目して製品選びを

デジタルマイクロスコープの使い方について、簡単にご説明しました。

使い方に関する概要はご説明した通りですが、具体的な機器の操作方法・操作手順については、購入した製品の説明書等をご確認ください。

製品によってはオートモード機能など、作業を効率化させる様々な機能を搭載したタイプもあります。現場での具体的な用途に応じ、機能面も比較しながら適切な製品選びをしましょう。

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